食の未来を考える③

こんにちは。
ついに12月。今年の目標だった海釣りとボルダリングがまだできていない!!!

レストラン店長板倉です。

先回に続き、飽きずに「フードテック革命」という本を読み続けています。

今、代替プロテイン市場がアメリカを中心に急成長していることはご存知でしょうか?

インポッシブルフーズといえばわかる方も多いかも?
植物性プロテインのパテを使用した「インポッシブルバーガー」が一躍話題になりました。

この植物プロテイン事業には既存の食肉加工メーカーや資産家による出資や投資が活発化しています。
(私も株を買おうか悩み中)

※代替プロテインは、いわゆる大豆ミートとかグルテンミートとは別物で、本当にお肉のように焼いて調理するものです。

でも、なぜ諸外国の各企業がこぞって代替プロテインに目をつけているのか。

私は単純に「環境問題」が一番の理由だと思っていました。
もちろんそれもあるけれど、

実は「どうやって約100億人の胃袋を満たすのか?」という課題に向き合っていました。

というのも、
2050年に世界の人口は19年の77億人から、97億人に達するという国際連合の予測があります。
現状のままの食料、特にプロテイン生産体制(畜産)では持たないという強い危機感があると言います。

世界的に見て、農地の面積をこれ以上増やせない中
狭い養鶏場・養豚場内で鶏や豚たちはひしめき合うように育てられています。
だから早く食肉として出荷できるよう、抗生物質やビタミン剤を使って自然界にはありえないスピードで大きくさせているんですね。

さらに牛も豚も鶏も動物ですので、育てるために膨大なエネルギーを必要とします。
植物に比べると環境負荷が非常に高いです。

地球上で暮らす人間全体では、1日に水200億ℓ、食料10億tを消費すると言います。
それに対して地球上にいる家畜としての牛15億頭は、
1日に1700億ℓの水と600億tの食料が必要になるんですって!!

これだけの食料と水を生み出すには、広大な土地が必要です。
その土地がもう限られている。

だから森林伐採をするという悪循環。
このまま肉の消費が増えると、どんどん環境が破壊されていくということです。

そうならないために、
世界人口約100億人の食料を確保するために、
代替プロテイン事業が盛んになっているというのが現状です。

これ、すごくびっくりしたのは私が無知だからでしょうか。
なるほどな、と。

ただ、オーガニックではないですし無添加でもないです。
塩分が食肉よりも多く含まれる点も気になるところ。

何を選択していくか。

知識が増えていくと、正直食事に困ります。

そんな時は、とりあえずみどりえのご飯を食べていればOK!というのが私の答え。笑

もっと環境問題の勉強をして、お店としてアプローチしていきたいなぁ。

今週もお読みいただきありがとうございました。
また来週お会いしましょう!

店長 板倉